看護師が充実した休日を過ごす方法

看護師が休日を充実させる方法は、夜勤と日勤によってそれぞれあります。まず、夜勤明けなど疲れきって休息を取らなければならない時は、緊張感で張りつめた神経を鎮め、リラックスすることを最優先しなければなりません。ただし、疲弊しているからといって、夜勤明けに帰宅してそのまま熟睡してしまうことは避けた方が良いでしょう。朝からぐっすり眠り込んでしまうと、夕方頃に目を覚ましてその後は深夜も覚醒したままとなり、昼夜逆転してしまうからです。

夜勤明けは、軽く朝食を取った後、短時間だけ仮眠することは問題ありませんが、昼前には床を離れ昼食を作ったり、音楽を聴いたりして起きている状態でいることが大切です。午後は近所に買い物や散歩に出かけて気分転換し、早めに帰宅して温かいお茶を飲み、読書をしたり動画を見たりしてゆったりと過ごすのが望ましいでしょう。また、ぬるま湯に浸かってアロマなどを焚き、ぼんやり過ごすこともリラックス効果があります。午後は多少眠くても床には就かず、睡眠の楽しみは夜まで取っておくことが重要なのです。

これに対して、日勤後などの休日は、ジムに行って汗を流したり、認定看護師など上級資格の勉強をしたりするなど、能動的な活動に取り組むことが必要です。元気に過ごせる休日は、健康増進とスキルアップに努めましょう。看護師に必要なものは、激務に耐えられる体力と常に進歩する医療技術を積極的に学んで身につける向上心です。現場のルーティーンをこなしているだけでは、看護師としてブラッシュアップすることは容易ではありません。
以上のように、緩急をつけた休日の過ごし方が看護師には求められるといえるでしょう。そのためにも、心身のバランスを保てる休日日数を確保することが重要です。